あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!(以下略)
注意:時間はおおよそです。
19:15 2番線
とりあえず、車両故障のための点検で架線の電源を落としているという、1745レ準急の車掌氏の他の人への説明を聞きつつ、それならなにかあったのなら先発の特急のほうだろうと2番線のほうへ……えーっと。人だかりができてるんですけど。
19:25 NS38編成/12038/難波方パンタ
……ちょ!紐!ひも!!(注:パンタ故障の応急処置としては技術的に正しい)
百歩譲って紐はいいとしよう。あからさまに片方に歪んだこれは何だ……
19:30 2番線
これから架線に通電するという放送が何度も流れてるのですがその気配なし。そして近くで電話する同業者?っぽい人のでかい声の電話をちらりと聞いていると、どうも近鉄難波でも架線故障があって、今止まってる12038後ろ側の壊れたパンタと何かつながりがあるのではとかなんとか。
19:40 1/2番線 通電
とりあえず電気は通ったという連絡があったのか、パンタを上げる両列車。上昇するシーンはJR東西線の尼崎/京橋でも見られるので珍しいものではないとはいえ、全部が一斉に上がるのを見たのは当然はじめて。
12038より後ろの1ユニットだけ電気がつかないと思ってたら、どうも後ろ側のみ点検してから通電したっぽいようで。少し遅れてとりあえず復旧。
……当たり前ですが、上の写真のパンタだけは下がったままですよ。
19:45 1番線
……通電したものの、結局2番線の特急は八木で打ち切りとし、回送扱いに。
特急から降りた人や、今まで待ってた人が、反対の1745レ準急におしよせ超満員コース。
19:50 1番線 1745レ出発
- 難波で架線故障
- 八木でパンタグラフが壊れた車両がいる
の2点から容易に想像できるのは、難波から八木まで故障したパンタをひきずりまわしたのではないかということで。
当然ながらそれはチェックいるだろうということで、八木〜難波間全線架線点検という悲惨なことに。
八木〜難波の運転見込みが立たないため次の列車の運転見込みは不明です、先発の準急に乗ってくださいという放送で、さらに悲惨な寿司詰めになる準急……。ありゃ乗れんわ。ほんま。
多少の腹案もあり見送り。
19:55 1番線
次の4821レ[快急|鳥羽]と、1747レ[準急|榛原]は、当然ながら点検が済むまで抑止中。普通ならさっき見送ったのは間違いだったなあと後悔するところですが。
『1801列車、1番線到着』の業務放送。よし、きたこれ。
20:00 1番線 1801レ[特急|鳥羽]
難波から八木が動けないのなら、京都から橿原線でまわってくる特急を使えばいいのですわ。というわけで。
一応僅かだとはいえ、1803レが故障したパンタをひきずった可能性のある場所を通るので、最徐行で入線。『業務連絡、パンタ確認して下さい』の放送。
20:02 1番線 1801レ出発
1/2番線ともふさがったので、運転再開にはどっちかを出すしかない、でもパンタ壊れたほうはもうしばらく動かせない…ということで、先に出た京伊乙特急に乗って帰ってきました。
途中、榛原で先ほどの準急を抜いたので、榛原より先の復旧1番列車にもなりました。
追記1 07/04 05:00
http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK200807030090.html
「難波の架線故障がパンタグラフを潰した」が正解の模様。そして3本もパンタを壊した上に、うち1本が運の悪いことに大阪線特急だったせいでひどいことに…。というのが事の顛末みたいで。
http://blog.goo.ne.jp/yujihp/e/7fbbfbeebc74f2745b60bacafd100158
今のところ、いちばん悲惨な目に遭った人。まさかの大阪線波及は想像しようがないので、通常なら鶴橋で止まってる奈良線と動いてる大阪線どっちか選べとなったら大阪線選びますよね……
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008070300073&genre=C1&area=K00
午前中には、京都線京都駅で、作業員の方をはねてしまったという話まで起きている。大丈夫ですかね、いろいろ……
追記2 7/5 5:00
http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK200807040076.html
阪神なんば線工事で一時的にテンションバランサーを2007/12に外した>暑さでたるんでひどいことに。要は切れたのではなくてたるんだらしい。
http://www.k-m.jp/news/2008/07/200807040220.html
そしてまとめ記事。近鉄難波は上りホーム1本->引上3本->下りホーム2本、という折り返しの形。問題箇所はその引上線の渡り部分。
列車の遅延情報に出ていた「17:50ごろ架線破損」と、該当する1803列車の出発時刻とのタイムラグ、そして18:00発のアーバンライナー(18列車)がなぜ無事だったのかも、この場所なら説明がつく。特急は1番線にできるだけ早いタイミングで押し込んでおく傾向にありますから、引き上げ線に入れたタイミングは18列車のほうが先だったんでしょうね。
問題の引上線付近。どうも近鉄のトンネル内は「ごつい銅板をワイヤーで吊り下げた」という独特の剛体架線で……あー。そうなると確かにひどく伸びたらひんまがるわな……